ラキソベロンによる副作用
ラキソベロンとは
ラキソベロン(Laxoberon)とは、便秘のお薬です。
本剤の主成分は、ピコスルファートナトリウム水和物(Sodium Picosulfate Hydrate)で、大腸を刺激して活発にさせ、かつ、腸での水分の吸収を抑制することにより、自然な排便に近い作用が期待されます。
また、副作用も比較的少ないため、妊婦や高齢の方にも安心して利用できます。
適応症は以下の通りです。
・各種便秘症
・術後排便補助
・造影剤(硫酸バリウム)投与後の排便促進
本剤は、帝人ファーマ株式会社により製造販売されています。
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主な副作用
ラキソベロンの主な副作用を、症例の報告の多い順に記載すると、以下の通りです。
・腹痛がする
・腹鳴がする
・悪心がある
・嘔吐する
重大・重篤な副作用
重大・重篤レベルの副作用は、特に想定されていません。
その他の副作用
その他の副作用としては、以下の様な症状が報告・想定されています。
副作用の部位名称等 | 副作用の名称、症状 |
---|---|
消化器 | 腹部不快感がある、腹痛がする、悪心がある、嘔吐する、腹鳴がする、腹部膨満感がある、下痢する等 |
皮膚 | 蕁麻疹(じんましん)がでる、発疹ができる等 |
肝臓 | AST(GOT)値が上昇する、ALT(GPT)値が上昇する等 |
ラキソベロンについて
長期間継続して利用した場合、効き目が悪くなる場合がありますので、利用する際には、なるべく短期間での利用に留めてください。
以下の方は、基本的に禁忌なので、本剤の利用はできません。
・急性腹症が疑われる方
・本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある方
以下の方は、このお薬を利用する際には注意が必要なので、医師とご相談ください。
・高齢の方
・妊婦の方
・妊娠している可能性のある方
・下剤を常用している方