ドルミカムによる副作用

公開日:  最終更新日:2017/08/10

ドルミカムとは

ドルミカム(Dormicum)とは、催眠鎮静剤です。

本剤の主成分は、ミダゾラム(Midazolam)で、主にベンゾジアゼピン受容体に作用することにより、脳細胞の働きを抑制する働きのあるGABAの作用を間接的に増強する作用があると言われています。

結果として鎮静効果や睡眠、麻酔増強、筋弛緩作用が発現すると言われています。

適応症は以下の通りです。

・麻酔前投薬
・全身麻酔の導入及び維持
・集中治療における人工呼吸中の鎮静
・歯科・口腔外科領域における手術及び処置時の鎮静

本剤は、アステラス製薬株式会社により製造販売されています。

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主な副作用

ドルミカムの主な副作用を、症例の報告の多い順に記載すると、以下の通りです。

(麻酔前投薬、全身麻酔の導入及び維持として利用時)
・嘔気がある
・悪心がある
・嘔吐する
・発汗する

(集中治療における人工呼吸中の鎮静として利用時)
・心電図異常(不整脈)がみられる
・AST(GOT)値が上昇する
・総ビリルビン値が上昇する
・γ-GTP値が上昇する

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重大・重篤な副作用

重大・重篤レベルの副作用としては、次の表の症状が想定されます。

重大・重篤レベル副作用リスト
副作用の名称 想定される症状等
依存性 連用に伴い薬物依存を生じる。本剤の急激な投与量の減少や中止に伴い次の症状が発現する。あくびをする,くしゃみがでる,流涙がみられる,発汗がある,悪心がある,嘔吐する,下痢する,腹痛になる,散瞳がみられる,頭痛がする,不眠になる,不安になる,譫妄(せんもう)がみられる,痙攣(けいれん)する,振戦(しんせん)がみられる,全身の筋肉や関節痛がある,呼吸促迫がみられる,動悸がする等の退薬症候がみられる等
無呼吸 20秒以上の呼吸停止がみられる、または20秒以内であっても徐脈や低酸素状態を伴うものがみられる、低酸素状態になる、SpO2値が低下する、心拍数が低下する等
呼吸抑制 頭痛がする、眩暈(めまい)がする、動悸がする、息切れする、不安感がある、判断力が鈍化する、呼吸が緩慢になる、不規則な呼吸になる、呼吸異常がみられる等
アナフィラキシーショック 血圧低下に伴い失神する、意識が消失する、チアノーゼがみられる、呼吸困難になる、胸内苦悶がある、冷感がある、嘔吐する、顔が赤くなる、痒みがある、蕁麻疹(じんましん)ができる、痺れる(しびれる)、動悸がする、息切れする等
心停止 速く浅い呼吸になる、低血圧になる、意識レベルの段階的な低下がみられる、虚脱する、短時間(5秒未満)の痙攣(けいれん)がみられる、広範囲の虚血がみられる等
心室頻拍(Torsades de pointesを含む) 心室期外収縮が引き金で突然、発作的な頻拍になる、不整脈がみられる等
心室性頻脈 脈が乱れる、息切れする、動悸がする、眩暈(めまい)がする、立ちくらみがする、失神する、痙攣を伴う失神がみられる、突然の虚脱感がみられる等
悪性症候群(Syndrome malin) 無動緘黙(むどうかんもく:無言症。無動無言状態のこと)がみられる、強度の筋強剛(きんきょうごう:筋肉のこわばり)がみられる、嚥下困難になる、頻脈になる、血圧の変動がみられる、発汗等の症状が現れ、その後、発熱する場合がある。高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例の報告がある

 
上記の表にある様な症状が現れた場合には、速やかに医師、又は薬剤師へ報告し、対応を相談してください。

重大・重篤な症状を伴う副作用は、通常滅多にあるものではありません。しかし、服用を開始した際の初期症状には、注意が必要です。

その他の副作用

その他の副作用としては、以下の様な症状が報告・想定されています。

その他の副作用リスト
副作用の部位名称等 副作用の名称、症状
呼吸器 しゃっくりがでる、咳がでる、喀痰がでる
循環器 不整脈がみられる、血圧が低下する、血圧が上昇する、頻脈になる、徐脈になる、血圧変動がみられる、心房細動がみられる
精神神経系 覚醒遅延がみられる、悪夢をみる、眩暈(めまい)がする、頭痛がする、不穏になる、興奮する、ふるえがでる、視覚異常がみられる、せん妄がみられる、不随意運動がみられる
消化器 悪心がある、嘔吐する、嘔気がある
肝臓 AST(GOT)値が上昇する、ALT(GPT)値が上昇する、γ-GTP値が上昇する、総ビリルビン値が上昇する、ALT(GPT)値が低下する、LDH値が上昇する、Al-P値が上昇する
過敏症 紅斑ができる、蕁麻疹(じんましん)がでる、発疹ができる、そう痒感がある
その他 体動がみられる、発汗する、顔面浮腫ができる、体温低下がみられる、白血球数が上昇する、CK(CPK)値が上昇する
過量投与 過鎮静になる、傾眠がみられる、錯乱する、昏睡する等

 

ドルミカムについて

本剤は古くから利用されているお薬です。

内視鏡検査等による苦痛を軽減したり、不安を低下させるためにも利用されています。

呼吸抑制や呼吸停止に至った例が報告されていますので、緊急時に対応可能な施設で投与する必要があります。

低出生体重児や新生児に対しては、急速静脈内投与はしないこと。

アルコール(飲酒)は控えてください。

以下の方は、基本的に禁忌なので、本剤の利用はできません。

・本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある方
・急性狭隅角緑内障のある方
・重症筋無力症のある方
・以下のHIVプロテアーゼ阻害剤を投与中の方
  ・リトナビルを含有する薬剤
  ・サキナビル
  ・インジナビル
  ・ネルフィナビル
  ・アタザナビル
  ・ホスアンプレナビル
  ・ダルナビル
・エファビレンツを含有する薬剤を投与中の方
・コビシスタットを含有する薬剤を投与中の方
・ショックの方
・昏睡の方
・バイタルサインの抑制がみられる急性アルコール中毒の方

以下の方は、このお薬を利用する際には注意が必要なので、医師とご相談ください。

・高度重症の方
・呼吸予備力の制限されている方
・高齢の方
・肝障害のある方
・腎障害のある方
・衰弱している方
・脳に器質的障害のある方
・妊婦の方
・妊娠している可能性のある方
・授乳婦の方
・低出生体重児
・新生児
・乳児
・幼児
・小児等
・重症心不全等の心疾患のある方
・重症の水分又は電解質障害のある急性期の方
・手術中の出血量の多い方
・多量の輸液を必要とした方
・アルコール乱用の既往のある方
・薬物乱用の既往のある方

以下の薬剤等との併用は、基本的に禁忌です。ご利用されている方は、飲み合わせにつきまして医師とご相談ください。

・HIVプロテアーゼ阻害剤
・リトナビルを含有する薬剤(ノービア、カレトラ)
・サキナビル(インビラーゼ)
・インジナビル(クリキシバン)
・ネルフィナビル(ビラセプト)
・アタザナビル(レイアタッツ)
・ホスアンプレナビル(レクシヴァ)
・ダルナビル(プリジスタ)
・エファビレンツ(ストックリン)
・コビシスタットを含有する薬剤(スタリビルド)

以下の薬剤等と併用する際には相互作用があり、効果が増減したり、副作用を増強したりする可能性があるため、注意が必要なので、飲み合わせにつきまして医師とご相談ください。

・中枢神経抑制剤
  ・フェノチアジン誘導体
  ・バルビツール酸誘導体
  ・麻薬性鎮痛剤等
・モノアミン酸化酵素阻害剤
・アルコール(飲酒)
・CYP3A4を阻害する薬剤
・カルシウム拮抗剤
  ・ベラパミル塩酸塩
  ・ジルチアゼム塩酸塩
・アゾール系抗真菌剤
  ・ケトコナゾール
  ・フルコナゾール
  ・イトラコナゾール等
・シメチジン
・エリスロマイシン
・クラリスロマイシン
・テリスロマイシン
・キヌプリスチン・ダルホプリスチン等
・抗悪性腫瘍剤
  ・ビノレルビン酒石酸塩
  ・パクリタキセル等
・プロポフォール
・CYP3A4を誘導する薬剤
  ・リファンピシン
  ・カルバマゼピン
  ・エンザルタミド等

 

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