セファドールによる副作用

公開日:  最終更新日:2017/08/09

セファドールとは

セファドール(Cephadol)とは、眩暈(めまい)を抑制するためのお薬です。

平衡感覚や血流を良くする作用があります。

本剤の主成分は、ジフェニドール塩酸塩(Difenidol Hydrochloride)で、嘔吐中枢に作用することにより吐き気や嘔吐を鎮静させ、内耳への刺激を抑制することにより眩暈を抑制する作用が期待されます。

眠気や血圧低下等の副作用もほとんどなく、安全なお薬です。

適応症は以下の通りです。

・内耳障害にもとづくめまい

上記の通り、内耳障害や脳神経循環障害が原因で発現する眩暈に効果があります。

尚、医師の判断により以下の症状にも利用されています。

・メニエール病
・メニエール症候群
・動揺病(乗り物酔い)
・アレルギーなどによるめまい
・吐き気や嘔吐
・放射線療法時や手術後等の吐き気や嘔吐
・めまい症

本剤は、日本新薬株式会社により製造販売されています。

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主な副作用

セファドールの主な副作用を、症例の報告の多い順に記載すると、以下の通りです。

・口が渇く
・浮動感や不安定感がある
・食欲不振になる
・胸やけがする
・顔面熱感がある
・動悸がする

重大・重篤な副作用

重大・重篤レベルの副作用は、特に報告はなく想定されていません。

その他の副作用

その他の副作用としては、以下の様な症状が報告・想定されています。

その他の副作用リスト
副作用の部位名称等 副作用の名称、症状
精神神経系 浮動感や不安定感がある、頭痛や頭重感がある、幻覚がみられる、錯乱がみられる等
皮膚 発疹や蕁麻疹(じんましん)等ができる
調節障害がみられる、散瞳がみられる等
肝臓 肝機能異常がみられる(AST(GOT)値が上昇する、ALT(GPT)値が上昇する、Al-P値が上昇する等)
消化器 口が渇く、食欲不振になる、胃や腹部不快感がある、胸やけがする、悪心がある、嘔吐する、胃痛がする等
その他 傾眠がみられる、動悸がする、顔面熱感がある、口内違和感がある、排尿困難になる

 

セファドールについて

持病やアレルギーのある方は事前に医師とご相談ください。

本剤の服用方法や用量は、症状により異なりますので、医師からの指示を守ってご服用ください。

尚、他の薬物や腸閉塞、脳腫瘍等による嘔吐症状を抑制する作用(制吐作用)があるため、注意が必要です。

以下の方は、基本的に禁忌なので、本剤の利用はできません。

・重篤な腎機能障害のある方
・本剤に過敏症の既往歴のある方

以下の方は、このお薬を利用する際には注意が必要なので、医師とご相談ください。

・緑内障の方
・薬疹の既往歴のある方
・蕁麻疹(じんましん)の既往歴のある方
・前立腺肥大等尿路に閉塞性疾患のある方
・胃腸間に閉塞のある方
・高齢の方
・妊婦の方
・妊娠している可能性のある方
・授乳婦の方
・小児等

 

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