メマリーによる副作用

公開日:  最終更新日:2017/08/11

メマリーとは

メマリー(MEMARY)とは、アルツハイマー型認知症の治療で利用するお薬です。

主な成分は、メマンチン塩酸塩(Memantine Hydrochloride)です。

アルツハイマーは、脳内で興奮性の神経伝達物質であるグルタミン酸が過剰になるために発症すると言われています。

本剤の成分には、グルタミン酸によってNMDA受容体チャネルが過剰に活性化するのを抑制する作用があります。

この作用は、同時に持続的な脳内のシグナルを減少させ、記憶の定着を補助します。

これらの作用のため、本剤はNMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸)受容体拮抗薬と言われています。

適応症は以下の通りです。

・中等度及び高度アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

比較的重度の認知症の治療に良く利用されます。

本剤の作用機序は、以前からアルツハイマー型認知症薬として利用されているアリセプト(ドネベジル)とは異なるため、併用することができます。

尚、本剤は認知症の進行を遅らせるための対症療法薬であり、認知症を根本的に治療するものではありません。

メマリーは、第一三共株式会社により製造販売されています。

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主な副作用

メマリーの主な副作用を、症例の報告の多い順に記載すると、以下の通りです。

・眩暈(めまい)がする
・便秘になる
・体重が減少する
・頭痛がする

重大・重篤な副作用

重大・重篤レベルの副作用としては、次の表の症状が想定されます。

重大・重篤レベル副作用リスト
副作用の名称 想定される症状等
痙攣(けいれん) 興奮状態が継続する、怒りっぽい、ぼんやりする、よろめく、吐き気がする、眩暈(めまい)がする、下肢コントロール不能になる、筋肉の付随現象がみられる等
失神
意識消失(意識喪失)
眩暈(めまい)がする、立ちくらみする、顔面蒼白になる、動悸の高まりがある、胸の痛みがある、胸部不快感がある等
激越 感情や声等が激しく高ぶり荒々しい状態がみられる等
攻撃性 自分や他人を攻撃し傷つける行動がみられる等
妄想 現実では間違っていることを事実と思い込む等
幻覚 実在しないものが聴こえる(幻聴)、見える(幻視)、感じる(体感幻覚)等
錯乱 外部状況に対し適した対応が出来ない状態、話や動作にまとまりがない
譫妄(せんもう) イライラする、疲れが取れない、不眠になる、強い倦怠感がある、下痢する、動悸がする等

 
上記の表にある様な症状が現れた場合には、速やかに医師、又は薬剤師へ報告し、対応を相談してください。

重大・重篤な症状を伴う副作用は、通常滅多にあるものではありません。しかし、服用を開始した際の初期症状には、注意が必要です。

その他の副作用

その他の副作用としては、以下の様な症状が報告・想定されています。

その他の副作用リスト
副作用の部位名称等 副作用の名称、症状
過敏症 発疹ができる
精神神経系 眩暈(めまい)がする、頭痛がする、傾眠になる、不眠になる、徘徊する、不穏になる、易怒性がみられる、不安になる、歩行障害がある、振戦がみられる
腎臓 頻尿になる、尿失禁する、尿潜血がみられる、BUN値が上昇する
肝臓 肝機能異常がみられる
消化器 便秘になる、食欲不振になる、消化管潰瘍になる、悪心がある、嘔吐する、下痢する、便失禁する
循環器 血圧が上昇する、血圧が低下する、上室性期外収縮がみられる
その他 血糖値が上昇する、転倒する、浮腫ができる、体重が減少する、CK(CPK)値が上昇する、貧血になる、倦怠感がある、発熱する、コレステロール値が上昇する、トリグリセリド値が上昇する

 

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メマリーについて

持病やアレルギーのある方は、事前に医師とご相談ください。

眠気や眩暈(めまい)が発現する可能性がありますので、車の運転や危険を伴う作業等は控えてください。

本剤の有効性については、様々な議論があります。

効果については、本剤よりもデイケア等による対応の方が、より効果的との報告もあります。

そのため、本剤だけではなく、様々な対応により対処することが重要です。

以下の方は、基本的に禁忌なので、本剤の利用はできません。

・本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある方

以下の方は、このお薬を利用する際には注意が必要なので、医師とご相談ください。

・てんかんの既往のある方
・痙攣(けいれん)の既往のある方
・腎機能障害のある方
・尿pHを上昇させる因子(尿細管性アシドーシス、重症の尿路感染等)を有する方
・高度の肝機能障害のある方
・妊婦の方
・妊娠している可能性のある方
・授乳婦の方
・小児等

以下の薬剤等と併用する際には相互作用があり、効果が増減したり、副作用を増強したりする可能性があるため、注意が必要なので、医師とご相談ください。

・ドパミン作動薬
  ・レボドパ等
・ヒドロクロロチアジド
・腎尿細管分泌(カチオン輸送系)により排泄される薬剤
  ・シメチジン等
・尿アルカリ化を起こす薬剤
  ・アセタゾラミド等
・NMDA受容体拮抗作用を有する薬剤
  ・アマンタジン塩酸塩、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物等

 

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