コンサータによる副作用

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コンサータとは

コンサータ(Concerta)とは、脳内の神経を覚醒させ、精神症状を活性化するお薬です。

注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の症状を改善するために利用されています。

主成分のメチルフェニデート塩酸塩(Methylphenidate Hydrochloride)は、脳内のドーパミンやノルアドレナリンの再取込を抑制することにより、これらの脳内物質を増加させ、大脳や脳幹等の中枢神経に作用し、精神活動を活性化させる働きがあると言われています。

適応症は以下の通りです。

・注意欠陥/多動性障害(AD/HD)

コンサータは、ヤンセンファーマ株式会社により製造販売されています。

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主な副作用

コンサータの主な副作用を、症例の報告の多い順に記載すると、以下の通りです。

(小児)
・食欲が減退する
・不眠症になる
・体重が減少する
・チックがみられる
・睡眠障害がみられる
・頭痛がする
・腹痛がある
・悪心がある
・発熱する

(成人)
・食欲が減退する
・動悸がする
・体重が減少する
・不眠症になる
・悪心がある
・口が渇く
・頭痛がする

特に食欲が減退する副作用が多くみられ、成長期の子供の場合、大きな問題となりますので症状が現れた際には、速やかに医師と相談してください。

重大・重篤な副作用

重大・重篤レベルの副作用としては、次の表の症状が想定されます。

重大・重篤レベル副作用リスト
副作用の名称 想定される症状等
紅皮症(剥脱性皮膚炎) 39度から40度の高熱がでる、顔に発疹ができる、全身の皮膚が赤い、皮膚のカスがよく落ちる等
狭心症 30分程度以内の胸の広い範囲の痛みがある、息が詰まる様な痛みがある、圧迫される様な痛みがある、運動・坂道・階段・重い荷物を持つ等の運動量の増加に伴う胸の痛みがある等
悪性症候群 無動緘黙(むどうかんもく:無言症。無動無言状態のこと)がみられる、強度の筋強剛(きんきょうごう:筋肉のこわばり)がみられる、嚥下困難になる、頻脈になる、血圧の変動がある、発汗する等の症状が現れ、その後、発熱する場合がある。抗精神病剤と併用した際に現れることが多い
脳血管障害 手足に力が入らない、手足の痺れ(しびれ)がある、麻痺する、重い眩暈(めまい)がする、激しい頭痛がする、ろれつが回らない、言葉が一瞬出なくなる、ものが二重に見える、歩行困難になる、言語障害がみられる、顔半分が麻痺する、片目が見えない、寝たきりになる、失語する、失認する、失行する、半側空間無視がみられる、意識障害がみられる等
血管炎 発疹ができる、足や腕に紫色や赤いアザができる、全身がだるい、発熱する、赤い尿がでる等
脳梗塞 急な片側手足や顔の麻痺が現れる、痺れる(しびれる)、意識障害がみられる、言語障害がみられる、頭痛がする、視力障害がある等
脳出血 激しい頭痛がする、吐き気がする、嘔吐する、意識障害がみられる、半身麻痺になる、痺れる(しびれる)等

 
上記の表にある様な症状が現れた場合には、速やかに医師、又は薬剤師へ報告し、対応を相談してください。

重大・重篤な症状を伴う副作用は、通常滅多にあるものではありません。しかし、服用を開始した際の初期症状には、注意が必要です。

その他の副作用

その他の副作用としては、以下の様な症状が報告・想定されています。

その他の副作用リスト
副作用の部位名称等 副作用の名称、症状
感染症 鼻咽頭炎、鼻炎、胃腸炎、ヘルペスウイルス感染、インフルエンザ、麦粒腫、中耳炎、咽頭炎、上気道感染、副鼻腔炎
血液障害 白血球減少症になる、汎血球減少症になる、血小板減少症になる、血小板減少性紫斑病になる
免疫系障害 季節性アレルギーがみられる、アナフィラキシー反応がみられる、過敏症反応がみられる、耳介腫脹がある、水疱形成がみられる、表皮剥脱がみられる
代謝障害 食欲不振になる、食欲が減退する、体重増加不良がみられる、食欲が亢進する
精神障害 初期不眠症がみられる、不眠症になる、チックがみられる、気分変動がある、神経過敏になる、無感情になる、抑うつ気分がある、抜毛がみられる、早朝覚醒がみられる、中期不眠症になる、睡眠障害がある、攻撃性がある、不安になる、感情不安定がみられる、うつ病になる、気分動揺がある、怒りがみられる、激越がみられる、過覚醒がある、涙ぐむ、錯乱状態になる、失見当識がみられる、幻覚がある、幻聴がある、幻視がある、躁病になる、落ち着きのなさ、リビドー減退がある、パニック発作を起こす、歯ぎしりする、緊張する
神経系障害 頭痛がする、浮動性眩暈(めまい)がする、体位性眩暈(めまい)がする、自律神経失調がみられる、ジスキネジーがみられる、鎮静する、緊張性頭痛がある、傾眠がみられる、精神運動亢進がみられる、振戦がみられる、痙攣(けいれん)する、大発作痙攣がおこる、錯感覚がみられる、嗜眠がみられる
眼障害 アレルギー性結膜炎になる、近視になる、眼そう痒症になる、結膜充血がみられる、霧視になる、複視になる、散瞳がみられる、視覚障害がある、ドライアイになる
耳障害 耳痛がある、回転性眩暈(めまい)がする
心臓障害 上室性期外収縮がみられる、徐脈になる、頻脈になる、動悸がする、狭心症がみられる、期外収縮がみられる、上室性頻脈がみられる、心室性期外収縮がみられる
血管障害 血圧変動がみられる、高血圧になる、レイノー現象がみられる、ほてりがある
呼吸器障害 咳嗽(がいそう)がきこえる、アレルギー性鼻炎になる、喘息になる、上気道の炎症がみられる、咽頭紅斑ができる、鼻漏がみられる、咽喉頭疼痛がある、呼吸困難になる
胃腸障害 腹痛がする、悪心がある、嘔吐する、下痢する、胃不快感がある、上腹部痛がある、異常便がでる、便秘になる、口内炎ができる、歯肉腫脹がみられる、口内が乾燥する、口が渇く、消化不良になる
皮膚障害 発疹ができる、蕁麻疹(じんましん)がでる、湿疹ができる、アトピー性皮膚炎になる、そう痒症がある、接触性皮膚炎になる、脱毛症になる、斑状皮疹ができる、紅斑ができる、多汗症になる
筋骨格系障害 関節痛になる、四肢痛になる、筋痛になる、筋攣縮がみられる、筋緊張がみられる、筋痙縮がみられる
生殖系障害 精巣上体炎になる、陰茎癒着がみられる、勃起不全になる
全身障害 発熱する、易刺激性がみられる、倦怠感がある、疲労がある、胸痛になる、胸部不快感がある、異常高熱がみられる、無力症になる
臨床検査 体重が減少する、血圧が上昇する、最低血圧が上昇する、脈拍異常がみられる、QT延長がみられる、QTc延長がみられる、異常Q波がみられる、白血球数が減少する、好中球数が減少する、好酸球数が増加する、血中アミラーゼが増加する、CK(CPK)値が増加する、ALT(GPT)値が増加する、AST(GOT)値が増加する、肝機能異常がみられる、トリグリセリドが増加する、血糖値が増加する、血中尿素が増加する、血中尿酸が増加する、蛋白尿がでる、尿中ケトン体が陽性になる、尿潜血がみられる、心雑音がある、ALP値が増加する、血中ビリルビン値が増加する、肝酵素上昇がみられる、血小板数が減少する、白血球数が異常になる
傷害、中毒 足骨折する、手骨折する
過量投与 嘔吐する、激越がみられる、振戦がみられる、反射亢進がみられる、筋攣縮がみられる、痙攣する(昏睡を続発することがある)、多幸感がある、錯乱する、幻覚がみえる、せん妄がみられる、発汗する、潮紅がみられる、頭痛がする、高熱がでる、頻脈になる、心悸亢進がみられる、不整脈がみられる、高血圧になる、散瞳がみられる、粘膜乾燥がみられる

 

コンサータについて

持病やアレルギーのある方は医師とご相談ください。

上記でも記載した通り、小児が利用する際には、体重増加の抑制や成長遅延が発現する可能性があります。

この様な症状が発現した場合には、医師と相談し速やかに本剤の利用を中止する必要があります。

アルコール(お酒)は、本剤の精神神経系の副作用を増強させる場合があるため控えて下さい。

以下の方は、基本的に禁忌なので、本剤の利用はできません。

・過度の不安、緊張、興奮性のある方
・緑内障のある方
・甲状腺機能亢進症のある方
・不整頻脈や狭心症のある方
・本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある方
・運動性チックがある方
・重症鬱病の方
・褐色細胞腫のある方
・モノアミンオキシダーゼ(MAO)阻害剤を投与中の方
・モノアミンオキシダーゼ(MAO)阻害剤を投与中止後14日以内の方

以下の方は、このお薬を利用する際には注意が必要なので、医師とご相談ください。

・てんかん、又はその既往歴のある方
・高血圧の方
・心不全、心筋梗塞を起こしたことのある方
・脳血管障害(脳動脈瘤、血管炎、脳卒中等)のある方
・脳血管障害の既往歴のある方
・次の精神系疾患のある方
  ・統合失調症
  ・精神病性障害
  ・双極性障害
・薬物依存やアルコール中毒の既往歴のある方
・心臓に構造的異常や、他の重篤な問題のある方
・高度な消化管狭窄のある方
・高齢の方
・妊婦の方
・妊娠している可能性のある方
・授乳婦の方
・小児等

以下の薬剤との併用は、基本的に禁忌です。ご利用されている方は、医師とご相談ください。

・MAO阻害剤
  ・セレギリン(エフピー)

以下の薬剤等と併用する際には相互作用があり、効果が増減したり、副作用を増強したりする可能性があるため、注意が必要なので、医師とご相談ください。

・昇圧剤
・クマリン系抗凝血剤
  ・ワルファリンカリウム
・抗痙攣剤
  ・フェノバルビタール
  ・フェニトイン、プリミドン
・三環系抗うつ剤
  ・イミプラミン等
・選択的セロトニン再取り込み阻害剤
  ・フルボキサミン
  ・パロキセチン
  ・セルトラリン
・選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤
  ・アトモキセチン
・クロニジン
・アルコール

 

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