クレストールによる副作用

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クレストールとは

クレストール(CRESTOR)とは、血液中のコレステロールを減らすお薬です。

主に、高コレステロール血症や家族性高コレステロール血症の治療に利用されています。

主成分は、ロスバスタチンカルシウム(Rosuvastatin calcium)で、肝臓に作用し、コレステロールの合成を抑制することにより、血中コレステロールを減少させます。

主に、悪玉コレステロール(LDL)を減少させる作用が高く、中性脂肪(トリグリセライド)についても低下させる作用があります。
反面、善玉コレステロール(HDL)については増加すると言われております。

一回の服用で一日、作用が持続します。

また、このお薬は、心筋梗塞の予防や予後の改善効果も高く、高脂血症の方の場合、心筋梗塞等のリスクを、およそ30%程度、低下させると言われております。

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主な副作用

クレストールの主な副作用を、症例の報告の多い順に記載すると、以下の通りです。

・筋肉痛になる
・ALT(GPT)値が上昇する
・CK(CPK)値が上昇する
・肝機能異常がみられる

クレストールによる副作用は、利用を始めて、約5日間の内に見られる場合が多く、利用を中止することにより回復すると言われております。

注意する必要があるのは、特に「横紋筋融解症」で、筋肉に障害が残る場合があります。
稀な副作用ではありますが、高齢者の方や腎臓が悪い方は、念のため注意が必要です。

この「横紋筋融解症」は、高脂血症薬(フィブラート系)との併用で発症する可能性が高くなると言われております。
詳しいことは、お医者様か薬剤師の方に、ご相談下さい。

尚、足の脹脛(ふくらはぎ)等、筋肉痛が発現した際には、医師に報告してください。

重大・重篤な副作用

重大・重篤レベルの副作用としては、次の表の症状が想定されます。

重大・重篤レベル副作用リスト
副作用の名称 想定される症状等
横紋筋融解症 手足肩を中心とした筋肉痛になる、強張り(こわばり)がある、手足が痺れる(しびれる)、赤褐色の尿が出る、脱力感がある、CK(CPK)値が上昇する、血中及び尿中ミオグロビン値が上昇する等、急激な腎機能悪化が伴うことがある
ミオパシー 手足が痺れる(しびれる)、手足が痛む、足がだるい、低い椅子から立てない、転びやすい、腕が上げにくい等
肝炎 白目や皮膚が黄色くなる、高熱がでる、倦怠感が増大する、黄色い尿がでる、淡黄色の便がでる等
肝機能障害 倦怠感が増大する、食欲が低下する、呼吸困難になる、吐き気がする、常に眠い状態である、黄疸がでる、AST(GOT)値が上昇する、ALT(GPT)値が上昇する、γ-GTP値が上昇する、総ビリルビン値が上昇する等
黄疸 嘔気がする、嘔吐する、食欲不振になる、倦怠感がある、そう痒がある等、皮膚や白目が黄色くなる、下痢する、全身の脱力感がある、38度から39度の発熱がある、ブツブツ状の発疹ができる等
血小板減少 手足に赤い点(点状出血)がでる、痣(あざ)ができる、鼻血がでる、歯茎からの出血がある等
過敏症状 発熱する、発疹がでる、糜爛(びらん)になる、蕁麻疹(じんましん)がでる、全身がだるい、痒み(かゆみ)がある、血管浮腫ができる、過敏性血管炎になる、関節痛がある等
間質性肺炎 発熱する、咳嗽(がいそう)になる、呼吸困難になる、胸部X線異常がある、好酸球が増多する、動悸がする、息切れする等

 
上記の表にある様な症状が現れた場合には、速やかに医師、又は薬剤師へ報告し、対応を相談してください。

重大・重篤な症状を伴う副作用は、通常滅多にあるものではありません。しかし、服用を開始した際の初期症状には、注意が必要です。

その他の副作用

その他の副作用としては、以下の様な症状が報告・想定されています。

その他の副作用リスト
副作用の部位名称等 副作用の名称、症状
皮膚 そう痒症になる,発疹ができる,蕁麻疹(じんましん)がでる
消化器 腹痛になる、便秘する、嘔気がある、膵炎になる
筋・骨格系 CK(CPK)値が上昇する、無力症になる、筋肉痛になる、関節痛になる、筋痙攣になる
精神神経系 頭痛がする、浮動性眩暈(めまい)がする、健忘になる、睡眠障害がある(不眠、悪夢等)、抑うつになる
肝臓 肝機能異常がある(AST(GOT)値が上昇する、ALT(GPT)値が上昇する)
腎臓 蛋白尿がでる、腎機能異常がある(BUN値が上昇する、血清クレアチニン値が上昇する)

 

クレストールについて

次の方は、禁忌なので本剤は利用できません。

・このお薬の成分に対して過敏症の既往歴がある方
・急性肝炎の方、慢性肝炎の急性増悪がみられる方、肝硬変の方、肝癌の方,黄疸が見られる方等、肝機能が低下している方
・妊婦の方、又は、妊娠している可能性のある方、又は、授乳している方
・薬剤シクロスポリンを利用されている方

次の方は、原則禁忌なので本剤の利用は、なるべく控えてください。

・腎機能に異常が見られる方

次の方は、慎重にご利用ください。副作用と思われる症状が発現した際には、速やかに医師にご相談下さい。

・腎臓に障害のある方、又は、その既往歴のある方
・アルコール中毒の方
・肝障害のある方、又は、その既往歴のある方
・以下の薬剤を利用中の方(詳しくは医師にご相談ください)
  フィブラート系薬剤(ベザフィブラート等)
  ニコチン酸
  アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール等)
  マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン等)
・甲状腺機能低下症の方
・遺伝性の筋疾患(筋ジストロフィー等)のある方、又は、その家族歴のある方
・薬剤性の筋障害の既往歴のある方
・高齢の方

他にお薬を服用されている方は、医師とご相談ください。又、本剤を服用中に、別の疾患で医療機関に行った際には、本剤を服用していることを、お伝え下さい。

多量のアルコール(お酒)は、副作用を増強する可能性がありますので控えて下さい。

体内でのコレステロールの合成は、夜間に活発になるので、夕食の後に利用すると効果が高いと言われています。

バランスの取れた食生活や生活習慣を維持してください。

その上で、定期検査を、キチンと受け、自分の身体を大切にしてください。

尚、薬を飲み忘れた場合、2回分を1度に飲むことは絶対に止めてください。

 

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