アダラートによる副作用

公開日:  最終更新日:2017/08/09

アダラートとは

アダラート(Adalat)とは、血圧を下げるためのお薬です。

主に高血圧の治療で利用されています。

主成分は、ニフェジピン(Nifedipine)で、血管を収縮させるカルシウムが細胞内に入ることを抑制する作用があります。

この作用が血管壁の細胞に働くことにより、血管が弛緩し血圧を下げる効果が期待されます。

通常、この作用のお薬を「カルシウム拮抗薬」と呼びます。

適応症は以下の通りです。

・本態性高血圧症
・腎性高血圧症
・狭心症

尚、本剤は高血圧等の原因そのものを根本的に治療するお薬ではありません。

あくまで症状を改善するための対症療法薬です。

本剤は、バイエル薬品株式会社により製造販売されています。

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主な副作用

アダラートの主な副作用を、症例の報告の多い順に記載すると、以下の通りです。

・顔面潮紅がみられる
・眩暈(めまい)がする
・頭痛がする

重大・重篤な副作用

重大・重篤レベルの副作用としては、次の表の症状が想定されます。

重大・重篤レベル副作用リスト
副作用の名称 想定される症状等
紅皮症(剥脱性皮膚炎) 39度から40度の高熱がでる、顔に発疹ができる、全身の皮膚が赤くなる、皮膚のカスがよく落ちる等
無顆粒球症 発熱する、咽頭痛になる、倦怠感がある、口内炎ができる等
血小板減少(血小板減少症) 手足に赤い点(点状出血)ができる、あざができる、鼻血がでる、歯茎の出血がみられる等、死亡例あり
ショック 血圧低下に伴い失神する、意識が消失する、チアノーゼがみられる、呼吸困難になる、胸内苦悶がある、冷感がある、嘔吐する、顔が赤くなる、痒みがある、蕁麻疹(じんましん)ができる、痺れる(しびれる)、動悸がする、息切れする等
意識障害(意識喪失等) 吐き気がする、食欲不振になる、腹痛になる、下痢する、強い倦怠感がある、意識レベルが低下する、意識消失がみられる等
肝機能障害 倦怠感が増大する、食欲が低下する、呼吸困難になる、吐き気がする、常に眠い状態、黄疸がでる、AST(GOT)値が上昇する、ALT(GPT)値が上昇する、γ-GTP値が上昇する、総ビリルビン値が上昇する等
黄疸 嘔気がある、嘔吐する、食欲が不振になる、倦怠感がある、そう痒がある等、皮膚や白目が黄色くなる、下痢する、全身の脱力感がある、38度から39度の発熱がある、ブツブツ状の発疹ができる等

 
上記の表にある様な症状が現れた場合には、速やかに医師、又は薬剤師へ報告し、対応を相談してください。

重大・重篤な症状を伴う副作用は、通常滅多にあるものではありません。しかし、服用を開始した際の初期症状には、注意が必要です。

その他の副作用

その他の副作用としては、以下の様な症状が報告・想定されています。

その他の副作用リスト
副作用の部位名称等 副作用の名称、症状
肝臓 AST(GOT)値が上昇する、ALT(GPT)値が上昇する、Al-P値が上昇する、黄疸がでる
腎臓 BUN値が上昇する、クレアチニン値が上昇する
循環器 顔面潮紅がみられる、熱感がある、のぼせがみられる、潮紅がみられる、動悸がする、血圧が低下する、起立性低血圧になる、浮腫ができる(下肢、顔面等)、胸部痛がある、頻脈になる、頻尿になる、発汗がみられる、悪寒がする
精神神経系 頭痛がする、眩暈(めまい)がする、倦怠感がある、眠気がする、不眠になる、脱力感がある、筋痙攣がみられる、四肢しびれ感がある、異常感覚がある、振戦(しんせん)がみられる
消化器 悪心がある、嘔吐する、便秘になる、上腹部痛がある、下痢する、腹部不快感がある、口が渇く、胸やけがする、食欲不振になる、鼓腸がでる
過敏症 発疹ができる、そう痒がある、光線過敏症になる、紫斑ができる、血管浮腫ができる
口腔 歯肉肥厚がみられる
代謝異常 高血糖になる
血液 血小板が減少する、貧血になる、白血球が減少する
呼吸器 呼吸困難になる、咳嗽(がいそう)がきこえる、鼻出血がみられる,鼻閉がみられる
その他 女性化乳房がみられる、視力異常になる(霧視がみられる等)、眼痛がある、筋肉痛になる、関節痛になる、関節腫脹がみられる、勃起不全になる
過量投与 過度の血圧低下がみられる、肝機能障害があると症状が遷延する等

 

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アダラートについて

持病やアレルギーのある方は事前に医師とご相談ください。

本剤は、噛み砕いたりせず、そのまま多めの水で服用してください。

飲み忘れた場合でも、2回分を一度に飲んではいけません。

また、自分の勝手な判断で、服用を中止したり、急激に服用量を少なくしたりすると返って症状の悪化を招く可能性があります。

服用を中止したり減量したい場合には、必ず医師とご相談ください。

アルコール(飲酒)は、控えてください。

以下の方は、基本的に禁忌なので、本剤の利用はできません。

・本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある方
・妊婦の方
・妊娠している可能性のある方
・授乳婦の方
・心原性ショックの方

以下の方は、このお薬を利用する際には注意が必要なので、医師とご相談ください。

・大動脈弁狭窄,僧帽弁狭窄のある方
・肺高血圧のある方
・過度に血圧の低い方
・液透析療法中の循環血液量減少を伴う高血圧の方
・重篤な腎機能障害のある方
・重篤な肝機能障害のある方
・うっ血性心不全(特に高度の左室収縮機能障害)のある方
・高齢の方

以下の薬剤等と併用する際には相互作用があり、効果が増減したり、副作用を増強したりする可能性があるため、注意が必要なので、飲み合わせにつきまして医師とご相談ください。

・他の降圧剤
  ・レセルピン
  ・メチルドパ水和物
  ・プラゾシン塩酸塩等
・β遮断剤
  ・アテノロール
  ・アセブトロール塩酸塩
  ・プロプラノロール塩酸塩等
・ジゴキシン
・シメチジン
・ジルチアゼム
・トリアゾール系抗真菌剤
  ・イトラコナゾール
  ・フルコナゾール等
・リファンピシン
・フェニトイン
・カルバマゼピン
・タクロリムス
・シクロスポリン
・HIVプロテアーゼ阻害剤
  ・サキナビル
  ・リトナビル等
・キヌプリスチン・ダルホプリスチン
・硫酸マグネシウム水和物
・グレープフルーツジュース

 

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