カコージンによる副作用

公開日:  最終更新日:2017/08/05

カコージンとは

カコージン(KAKODIN)とは、血のめぐりを良くし、尿を出やすくするためのお薬です。

本剤の主成分は、ドパミン塩酸塩(Dopamine Hydrochloride)で、心臓の収縮量を強化する作用が期待されます。

さらに、腎血管抵抗等を低下させるため、腎血流量を増加させる作用もあります。

これらの作用により、循環器系の血液の流れを改善し、尿が出易くなる効果が期待されます。

適応症は以下の通りです。

・急性循環不全(心原性ショック、出血性ショック)
・下記のような急性循環不全状態に使用
  ・無尿、乏尿や利尿剤で利尿が得られない場合
  ・脈拍数の増加した状態
  ・他の強心・昇圧剤により副作用が認められたり、好ましい反応が得られない状態

急性循環不全改善剤と呼ばれるお薬です。

本剤は、日本製薬株式会社、武田薬品工業株式会社により製造販売されています。

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主な副作用

カコージンの主な副作用は、以下の通りです。

・不整脈がみられる
・頻脈になる
・四肢冷感がある

重大・重篤な副作用

重大・重篤レベルの副作用としては、次の表の症状が想定されます。

重大・重篤レベル副作用リスト
副作用の名称 想定される症状等
麻痺性イレウス 腸管麻痺がおこる(食欲不振になる、悪心がある、嘔吐する、著しい便秘がある、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状がおこる)、強い腹痛がみられる、吐き気がする、吐く、ひどい便秘になる、おなかが膨れる等
四肢冷感等の末梢の虚血 手足の指が冷たく感じる、しびれ感がある、蒼白化する、長距離を歩くと足が激しく痛む、安静時に激しく痛む、手足の指に潰瘍ができる、手足の静脈に炎症や発赤や痛みがみられる、壊疽を生じる等

 
上記の表にある様な症状が現れた場合には、速やかに医師、又は薬剤師へ報告し、対応を相談してください。

重大・重篤な症状を伴う副作用は、通常滅多にあるものではありません。しかし、服用を開始した際の初期症状には、注意が必要です。

その他の副作用

その他の副作用としては、以下の様な症状が報告・想定されています。

その他の副作用リスト
副作用の部位名称等 副作用の名称、症状
循環器 不整脈がみられる(心室性期外収縮、心房細動、心室性頻拍等)、頻脈になる、動悸がする
消化器 嘔気がする、嘔吐する、腹部膨満がみられる、腹痛がする
その他 静脈炎になる、注射部位の変性壊死がみられる、起毛がみられる
過量投与 副作用症状等

 

カコージンについて

持病やアレルギーのある方は事前に医師とご相談ください。

本剤は、こまめに患者の血圧、脈拍数、尿量等をチェックし、投与量を適宜増減する必要があります。

以下の方は、基本的に禁忌なので、本剤の利用はできません。

・褐色細胞腫の方

以下の方は、このお薬を利用する際には注意が必要なので、医師とご相談ください。

・末梢血管障害のある方
  ・糖尿病
  ・アルコール中毒
  ・凍傷
  ・動脈硬化症
  ・レイノー症候群
  ・バージャー病等
・未治療の頻脈性不整脈又は心室細動のある方
・高齢の方
・妊婦の方
・妊娠している可能性のある方
・授乳婦の方
・小児等

以下の薬剤等と併用する際には相互作用があり、効果が増減したり、副作用を増強したりする可能性があるため、注意が必要なので、飲み合わせにつきまして医師とご相談ください。

・フェノチアジン誘導体
  ・プロクロルペラジン等
・ブチロフェノン誘導体
  ・ドロペリドール等
・モノアミン酸化酵素阻害剤
・ハロゲン化炭化水素系麻酔剤
  ・ハロタン等

 

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