フェロミアによる副作用
フェロミアとは
フェロミア(Ferromia)とは、鉄剤です。貧血の治療に利用されております。
主な成分は、クエン酸第一鉄ナトリウム(Sodium Ferrous Citrate)で、赤血球に必要なヘモグロビンを補給する作用があります。
貧血は、特に女性に多く見られる症状で、無理なダイエット等が原因で、鉄分が不足することが多いと報告があります。
このお薬は、鉄剤の中でも副作用が少なく、妊婦でも利用できる安全なお薬と言われています。
エーザイ株式会社、サンノーバ株式会社等から提供されています。
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主な副作用
フェロミアの主な副作用を、症例の報告の多い順に記載すると、以下の通りです。
・悪心がある
・嘔吐する
重大・重篤な副作用
重大・重篤レベルの副作用は、特に報告されておりません。
その他の副作用
その他の副作用としては、以下の様な症状が報告・想定されています。
副作用の部位名称等 | 副作用の名称、症状 |
---|---|
消化器 | 悪心がある、嘔吐する、上腹部不快感がある、胃が痛む、腹痛がある、下痢する、食欲不振になる、便秘する、胸やけがする、腹部膨満感がある |
過敏症 | 発疹ができる、そう痒感がある、光線過敏症になる |
肝臓 | AST(GOT)値が上昇する、ALT(GPT)値が上昇する、Al‐P値が上昇する等 |
精神神経系 | 頭痛がする、眩暈(めまい)がする |
その他 | けん怠感がある、浮腫ができる |
過量投与 | 悪心がある、嘔吐する、上腹痛がある、AST(GOT)値が上昇する、ALT(GPT)値が上昇する |
フェロミアについて
鉄欠乏状態にない方は、禁忌です。過剰症を起こす可能性がありますので、過量に摂取しない様にしてください。
このお薬の利用により、便が黒色になることがあります。
また、歯が一時的に、茶褐色になることもあります。その際には、重曹などで歯磨きして下さい。
悪心などが見られる場合、投薬間隔(約12時間等)の期間を過ぎても、しばらく継続する可能性もあります。副作用と思われる症状が発現しましたら、速やかに医師とご相談ください。
以下の方は、このお薬を利用する際には注意が必要なので、医師とご相談ください。
・慢性潰瘍性大腸炎の方
・消化性潰瘍がある方
・発作性夜間血色素尿症の方
・限局性腸炎等の胃腸疾患がある方
・鉄含有製剤(鉄剤、MRI用肝臓造影剤等)を使用している方
以下の薬剤等と併用する際には相互作用があり注意が必要なので、医師とご相談ください。
・セフジニル
・キノロン系抗菌剤
塩酸シプロフロキサシン
ノルフロキサシン
トスフロキサシントシル酸塩水和物等
スパルフロキサシン等
・テトラサイクリン系抗生物質
・甲状腺ホルモン製剤
レボチロキシンナトリウム水和物
リオチロニンナトリウム等
・制酸剤
・タンニン酸を含有する食品