ディフェリンゲルによる副作用

公開日:  最終更新日:2017/08/11

ディフェリンゲルとは

ディフェリンゲル(Differin Gel)とは、ニキビのお薬です。

主な成分は、アダパレン(Adapalene)で、表皮角化細胞の分化を抑制することにより毛穴を詰まりを取り除き、ニキビ前段階の微小面靤がニキビになるのを防止する作用があります。

また、既にできたニキビについても治りを早くする作用もあります。

ゲル状のお薬で、比較的初期のニキビに対する効果が高いと報告されています。

赤い炎症を起こした様なニキビに対しては、抗菌剤等の方が効果的と言われています。

適応症は以下の通りです。

・尋常性ざ瘡

本剤は、ガルデルマ株式会社、塩野義製薬株式会社により製造販売されています。

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主な副作用

ディフェリンゲルの主な副作用を、症例の報告の多い順に記載すると、以下の通りです。

・皮膚乾燥がみられる
・皮膚不快感がある
・皮膚剥脱がみられる
・紅斑ができる
・そう痒症になる
・湿疹ができる
・ざ瘡ができる
・接触性皮膚炎になる
・皮膚刺激がある

重大・重篤な副作用

重大・重篤レベルの副作用は、特に想定されていません。

その他の副作用

その他の副作用としては、以下の様な症状が報告・想定されています。

その他の副作用リスト
副作用の部位名称等 副作用の名称、症状
皮膚及び皮下組織 皮膚乾燥、皮膚不快感、皮膚剥脱、紅斑、そう痒症、湿疹、ざ瘡、接触性皮膚炎、皮膚刺激、皮脂欠乏症、眼瞼炎、水疱、皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹、皮膚疼痛、発疹、そう痒性皮疹、脂漏性皮膚炎、皮膚浮腫、顔面腫脹、蕁麻疹、乾皮症、顔面浮腫、皮膚灼熱感、丘疹、皮膚の炎症、紅斑性皮疹、皮膚反応、アレルギー性皮膚炎、アレルギー性接触皮膚炎、眼瞼刺激、眼瞼紅斑、眼瞼そう痒症、眼瞼腫脹等の症状がみられる
感染症及び寄生虫症 単純ヘルペスが発現する
肝臓 血中ビリルビン値が増加する、AST(GOT)値が増加する、ALT(GPT)値が増加する、γ‐GTP値が増加する
その他 血中コレステロール値が増加する

 

ディフェリンゲルについて

皮膚科領域のお薬の場合、薬の効果が現れてくることによって出てくる症状を随伴症状と言う場合があります。

症状としては、赤みを帯びたり、ヒリヒリしたり、乾燥したり、落屑(らくせつ)がみられたり、痒くなったりします。通常、1ヶ月程度でこれらの症状は落ち着きます。

このお薬を利用された大半の方に、これらの症状が発現しております。

良くなりつつある状態で、これらの症状により自分の判断でお薬の利用を中止すると、折角の効果が無駄になる場合もあります。

副作用の症状との判別が難しいため、気になる場合には医師とご相談ください。

以下の方は、基本的に禁忌なので、本剤の利用はできません。

・本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある方
・妊婦の方
・妊娠している可能性のある方

以下の方は、このお薬を利用する際には注意が必要なので、医師とご相談ください。

・授乳婦の方
・小児等
・36歳以上の方

以下の事項に注意してご利用ください。

・切り傷や擦り傷、湿疹のある皮膚には使用しないこと。
・眼や口唇、鼻翼、粘膜への使用は避けること。
・日光や日焼けランプ等での過度の紫外線曝露を避けること。
・妊婦の場合、動物実験で催奇形作用が報告されているため使用しないこと。
・本剤は外用薬としてのみ利用すること。
・洗顔後は水分拭き取り後に本剤を塗ること。

 

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