アドナによる副作用

公開日:  最終更新日:2017/08/05

アドナとは

アドナ(ADONA)とは、血管壁を補強し出血を抑制するための対血管薬剤です。

主に毛細血管からの出血の止血に利用されます。

本剤の主成分は、カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物(Carbazochrome Sodium Sulfonate Hydrate)で、主に細血管の血管壁に作用し、血管透過性亢進を抑制する効果と、血管抵抗値を増強する効果が期待されます。

血小板や血液凝固系の作用には影響しないため、効果的な止血作用が期待されます。

適応症は以下の通りです。

・毛細血管抵抗性の減弱及び透過性の亢進によると考えられる出血傾向(例えば紫斑病等)
・毛細血管抵抗性の減弱による皮膚あるいは粘膜及び内膜からの出血、眼底出血・腎出血・子宮出血
・毛細血管抵抗性の減弱による手術中・術後の異常出血

本剤は、田辺三菱製薬株式会社、田辺製薬販売株式会社により製造販売されています。

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主な副作用

アドナの主な副作用は、以下の通りです。

・食欲不振になる
・胃部不快感がある

重大・重篤な副作用

重大・重篤レベルの副作用は、特に想定されていません。

その他の副作用

その他の副作用としては、以下の様な症状が報告・想定されています。

その他の副作用リスト
副作用の部位名称等 副作用の名称、症状
消化器 食欲不振になる、胃部不快感がある、悪心がある、嘔吐する
過敏症 発疹ができる、そう痒がある

 

アドナについて

持病やアレルギーのある方は事前に医師とご相談下さい。

禁忌の指定はありません。どなたでもご利用になれます。

以下の方は、このお薬を利用する際には注意が必要なので、医師とご相談ください。

・本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある方
・高齢の方

併用禁忌の薬剤、又は、併用注意の薬剤は、特にありません。

安全性の高いお薬であるため、様々な出血の止血に利用されております。

他の止血剤と併用することもよくあります。

 

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