デジレルによる副作用

公開日:  最終更新日:2017/08/09

デジレルとは

デジレル(Desyrel)とは、効果の優しい抗鬱剤です。

SSRI系の抗うつ薬と作用機序は似ていますが、SSRIほどの作用はありません。

反面、副作用もSSRIより緩和されております。

主な成分は、トラゾドン塩酸塩(trazodone hydrochloride)で、脳内のセロトニン受容体をブロックすることによりセロトニンの量を増加させ、うつな気分を緩和する効果が期待されます。

さらに、セロトニン2A受容体もブロックしますので、眠りを深くする作用も期待されます。

適応症は以下の通りです。

・うつ病
・うつ状態

応用として、下記の症状に対しても利用されることがあります。

・寝つきが悪い
・不眠

本剤は、ファイザー株式会社により製造販売されています。

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主な副作用

デジレルの主な副作用を、症例の報告の多い順に記載すると、以下の通りです。

・眠気がする
・眩暈(めまい)がする
・ふらつく
・口が渇く
・便秘になる

重大・重篤な副作用

重大・重篤レベルの副作用としては、次の表の症状が想定されます。

重大・重篤レベル副作用リスト
副作用の名称 想定される症状等
譫妄(せんもう) イライラする、疲れが取れない、不眠になる、強い倦怠感がある、下痢する、動悸がする等
麻痺性イレウス 腸管麻痺がおこる(食欲不振になる、悪心がある、嘔吐する、著しい便秘がある、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状がおこる)、強い腹痛がみられる、吐き気がする、吐く、ひどい便秘になる、おなかが膨れる等
QT延長 意識を失った、脈が乱れる、立ち眩みがする等
心室頻拍(Torsades de pointesを含む) 心室期外収縮が引き金で突然、発作的な頻拍になる、不整脈がみられる等
心室細動 頻脈になる、胸の痛みがある、息切れする、動悸がする、発熱する、吐き気がする、嘔吐する、痙攣(けいれん)する、不整脈がみられる、脈拍喪失がみられる、意識消失がみられる、全身痙攣(ぜんしんけいれん)がおこる、無呼吸になる、あえぎ呼吸がみられる(死戦期呼吸、下顎呼吸)、心停止する等
心室性期外収縮(心室性不整脈) ほとんど自覚症状がない、動悸がする、脈がとぶ、喉(のど)が詰まる感じ、胸部の不快感(圧迫感)がある、胸部の痛みがある、倦怠感がある、眩暈(めまい)がする、ふらつく等
悪性症候群(Syndrome malin) 無動緘黙(むどうかんもく:無言症。無動無言状態のこと)がみられる、強度の筋強剛(きんきょうごう:筋肉のこわばり)がみられる、嚥下困難になる、頻脈になる、血圧の変動がみられる、発汗等の症状が現れ、その後、発熱する場合がある。高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例の報告がある
セロトニン症候群 悪寒がする、発熱する、手が震える、不安になる、焦燥がある、興奮する、激越する、錯乱する、幻覚がみえる、反射亢進がある、ミオクロヌスがみられる、発汗する、戦慄する、頻脈になる、振戦がおこる、下痢する、高血圧になる、固縮、協調異常がみられる、自律神経不安定等。特にセロトニン作用薬と併用した際に発現する可能性が高い
錯乱 外部状況に対し適した対応が出来ない状態、話や動作にまとまりがない
持続性勃起 早朝勃起や性的興奮後の勃起がおさまらない等
無顆粒球症 発熱する、咽頭痛がある、倦怠感がある、口内炎ができる等

 
上記の表にある様な症状が現れた場合には、速やかに医師、又は薬剤師へ報告し、対応を相談してください。

重大・重篤な症状を伴う副作用は、通常滅多にあるものではありません。しかし、服用を開始した際の初期症状には、注意が必要です。

その他の副作用

その他の副作用としては、以下の様な症状が報告・想定されています。

その他の副作用リスト
副作用の部位名称等 副作用の名称、症状
循環器 低血圧になる、動悸がする、頻脈になる、失神する、徐脈になる、不整脈がみられる、高血圧になる、起立性低血圧になる
精神神経系 眠気がする、眩暈(めまい)がする、ふらつく、頭痛がする、頭重がみられる、構音障害がみられる、振戦等のパーキンソン症状になる、頭がボーッとする、視調節障害がみられる(霧視、複視等)、不眠になる、運動失調がみられる、躁転がみられる、痙攣(けいれん)する、焦燥感がある、流涎がみられる、健忘がみられる、知覚障害がみられる、幻覚がみられる、運動過多になる、不安になる、見当識障害がみられる、口周囲不随意運動がみられる、集中力が低下する、興奮する、妄想する、性欲が亢進する、性欲が減退する、悪夢をみる、怒りや敵意(攻撃的反応)がみられる、異常感覚がある、インポテンスになる、協調運動障害になる、激越がみられる
過敏症 浮腫ができる、発疹ができる、そう痒感がある、眼瞼そう痒感がある
血液 白血球が減少する、貧血になる、白血球が増多する、溶血性貧血になる、血小板が減少する
消化器 口が渇く、便秘になる、悪心がある、嘔吐する、食欲不振になる、腹痛がする、下痢する、胃重感がある、嚥下障害がある、腹部膨満感がある、味覚異常がある、食欲が亢進する、胸やけする
肝臓 肝機能障害がみられる(AST(GOT)値が上昇する、ALT(GPT)値が上昇する、Al-P値が上昇する、γ-GTP値が上昇する等)
その他 倦怠感がある、ほてりがある、脱力感がある、排尿障害がみられる、鼻閉がみられる、関節痛になる、筋肉痛になる、発汗する、眼精疲労がみられる、耳鳴がする、尿失禁をする、頻尿になる、射精障害がみられる、月経異常がみられる、乳房痛がある、胸痛がある、体重が減少する、体重が増加する、疲労がたまる、悪寒がする、血清脂質増加がみられる、息切れする、血尿がでる、乳汁分泌がみられる、眼球充血がみられる、低ナトリウム血症になる、発熱する
過量投与 眠気がする、嘔吐する、torsades de pointesがみられる、QT延長がみられる、心電図変化がみられる、持続性勃起がみられる、呼吸が停止する、痙攣発作になる、立ちくらみがする、ふらつく

 

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デジレルについて

本剤は、1991年に販売開始されたお薬です。

SSRIに似ているお薬ですが、抗うつ作用としては、やや控えめです。

しかし、その分、副作用も従来のSSRI薬より、少なくなっております。

睡眠を深くする作用もありますので、眠りを誘うお薬として利用されてもいます。

眩暈(めまい)や眠気を引き起こす場合がありますので、車の運転や危険を伴う作業等は、控えて下さい。

持病やアレルギーのある方は事前に医師とご相談ください。

自分の勝手な判断で服用を中断したり、用量を急に減らしたりすると、症状が悪化する場合があります。

服用を中止したり減薬したい場合には、必ず医師とご相談ください。

アルコール(飲酒)は、控えてください。

一般的に抗うつ薬を24歳以下の方が服用した場合、自殺念慮や自殺企図のリスクが高まるとの報告がありますので、念のため注意が必要です。

以下の方は、基本的に禁忌なので、本剤の利用はできません。

・本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある方
・サキナビルメシル酸塩を投与中の方

以下の方は、このお薬を利用する際には注意が必要なので、医師とご相談ください。

・心疾患の方、又は、その既往歴のある方
・心筋梗塞回復初期の方
・排尿困難の方
・眼内圧亢進のある方
・緑内障の方
・躁うつ病の方
・てんかん等の痙攣性疾患のある方、又は、これらの既往歴のある方
・脳の器質障害又は統合失調症の素因のある方
・衝動性の高い併存障害を有する方
・自殺念慮又は自殺企図の既往のある方
・自殺念慮のある方
・高齢の方
・妊婦の方
・妊娠している可能性のある方
・授乳婦の方
・小児等

以下の薬剤等との併用は、基本的に禁忌です。ご利用されている方は、飲み合わせにつきまして医師とご相談ください。

・サキナビルメシル酸塩
  ・インビラーゼ

以下の薬剤等と併用する際には相互作用があり、効果が増減したり、副作用を増強したりする可能性があるため、注意が必要なので、飲み合わせにつきまして医師とご相談ください。

・降圧剤
・アルコール
・中枢神経抑制剤
  ・バルビツール酸誘導体等
・モノアミン酸化酵素阻害剤
・強心配糖体
  ・ジゴキシン等
・フェニトイン
・フェノチアジン誘導体
  ・クロルプロマジン塩酸塩等
・ワルファリン
・カルバマゼピン
・CYP3A4阻害剤
  ・リトナビル
  ・インジナビル
・タンドスピロン
・パロキセチン
・アミトリプチリン

 

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