サルタノールによる副作用

公開日:  最終更新日:2017/08/09

サルタノールとは

サルタノール(Sultanol Inhaler)とは、即効性のある気管支拡張薬です。

喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)により気道の流れが悪くなる症状に利用されています。

本剤の主成分は、サルブタモール硫酸塩(Salbutamol Sulfate)で、気管支平滑筋のβ2受容体(交感神経)を刺激することにより、気管支を拡張する効果が期待されます。

作用時間は4~6時間程度です。

気管支β2選択性が高く、他の循環器系(心臓等)への影響も少ないと言われています。

適応症は以下の通りです。

・下記疾患の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解
  ・気管支喘息
  ・小児喘息
  ・肺気腫
  ・急・慢性気管支炎
  ・肺結核

尚、本剤は、喘息発作等への対症療法剤であるため、発作発現時に利用してください。

また慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合、運動前に補助として利用される場合があります。

本剤は、グラクソ・スミスクライン株式会社により製造販売されています。

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主な副作用

サルタノールの主な副作用を、症例の報告の多い順に記載すると、以下の通りです。

・心悸亢進がみられる
・気道刺激症状がみられる
・悪心がある
・脈拍増加がみられる
・頭痛がする

重大・重篤な副作用

重大・重篤レベルの副作用としては、次の表の症状が想定されます。

重大・重篤レベル副作用リスト
副作用の名称 想定される症状等
重篤な血清カリウム値の低下 高血圧になる、疲労がみられる、筋力が低下する、神経機能の低下がみられる、不安がある、イライラする、抑うつがみられる、睡眠障害がみられる、虚弱になる、便秘になる、乾燥肌になる、不整脈がみられる、筋力の低下がみられる、筋肉痛がある、痙攣(けいれん)する、麻痺する、自律神経失調になる、強度の筋肉痙攣がみられる等

 
上記の表にある様な症状が現れた場合には、速やかに医師、又は薬剤師へ報告し、対応を相談してください。

重大・重篤な症状を伴う副作用は、通常滅多にあるものではありません。しかし、服用を開始した際の初期症状には、注意が必要です。

その他の副作用

その他の副作用としては、以下の様な症状が報告・想定されています。

その他の副作用リスト
副作用の部位名称等 副作用の名称、症状
過敏症 発疹ができる、血管浮腫ができる、蕁麻疹(じんましん)がでる、血圧低下がみられる
循環器 心悸亢進がみられる、脈拍が増加する、不整脈がみられる、血圧変動がみられる
精神神経系 頭痛がする、振戦がみられる、落ち着きのなさがみられる
消化器 悪心がある
呼吸器 気道刺激症状がみられる、気管支痙攣(けいれん)がみられる
その他 潮紅がみられる、浮腫ができる、筋痙攣がみられる
過量投与 低カリウム血症になる、不整脈がみられる、心停止する、海外で乳酸アシドーシスを含む代謝性アシドーシスの発現がみられる

 

サルタノールについて

本剤は、第二世代のβ2刺激薬です。

気管支に対して選択的に作用するので、従来のβ刺激薬と比較して副作用が緩和されています。

通常、呼吸困難等の発作発現時に吸入して利用します。

交感神経を興奮させますので、高血圧、心臓病、甲状腺機能亢進症、糖尿病等のある方は、利用にあたり、注意が必要です。

また、過量投与にならない様、注意が必要です。

以下の方は、基本的に禁忌なので、本剤の利用はできません。

・本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある方

以下の方は、このお薬を利用する際には注意が必要なので、医師とご相談ください。

・甲状腺機能亢進症の方
・高血圧の方
・心疾患のある方
・糖尿病の方

以下の薬剤等と併用する際には相互作用があり、効果が増減したり、副作用を増強したりする可能性があるため、注意が必要なので、飲み合わせにつきまして医師とご相談ください。

・カテコールアミン
  ・アドレナリン
  ・イソプレナリン等
・キサンチン誘導体
・ステロイド剤
・利尿剤

 

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