クラビット(CRAVIT)による副作用

公開日:  最終更新日:2014/11/05

クラビットとは

クラビット(CRAVIT)とは、抗生剤で、広く細菌の殺菌に利用されるお薬です。

感染症の中でも、主に細菌により引き起こされる病気に利用されます。

効果のある細菌は、ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、炭疽菌、大腸菌、赤痢菌、サルモネラ属、チフス菌、パラチフス菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、ペスト菌、コレラ菌、インフルエンザ菌、緑膿菌などの他にも、幅広い細菌に効果があります。

そのため、適応症も、尿路感染症、呼吸器感染症、皮膚感染症、耳鼻科領域の感染症など、さまざまな領域で利用されております。

尚、妊婦や妊娠している可能性のある方、及び、小児の方等は、禁忌となっておりますので、服用することはできません。

また、他の薬剤と併用することにより、各々の薬剤の効果が弱まったり、副作用が強く出たりすることがあります。

持病のある方は、その旨、医師にご相談ください。

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主な副作用

クラビットの主な副作用を、症例の報告の多い順に記載すると、以下の通りです。

・悪心
・めまい
・白血球数減少
・不眠
・下痢
・発疹

頻度は少ないですが、重大・重篤な副作用として、めずらしい副作用として、痙攣(けいれん)やアキレス腱障害があります。

特に、60歳以上の方、ステロイド薬を併用されている方、臓器移植を受けた方は、アキレス腱障害の副作用が出やすいと言われておりますので、ご注意ください。

重大・重篤な副作用

重大・重篤レベルの副作用としては、次の表の症状が想定されます。

重大・重篤レベル副作用リスト
副作用の名称 想定される症状等
中毒性表皮壊死症(Lyell症候群もしくはToxic Epidermal Necrolysis:TEN) 皮膚が赤くなる、皮膚が焼けるように痛む、皮膚に水脹れが出る(各種皮膚障害)、発熱する、口内が荒れる等
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群) 皮膚がまだら模様に赤くなる、皮膚に水脹れが出る(各種皮膚障害)、発熱する、関節が痛む、目が充血する等
ショック 顔が赤くなる、痒みがでる、蕁麻疹(じんましん)がでる、しびれがある、動悸がする、息切れがする等
アナフィラキシー様症状 紅斑がでる、悪寒がする、口腔咽頭浮腫ができる、口内の違和感がある、かゆみがある、くしゃみがでる、顔面紅潮がある、熱感がある、吐き気がする、嘔吐する、尿意がある、便意がある、、顔面や喉頭の浮腫ができる、呼吸困難になる、血圧が低下する、喘鳴がある、血管浮腫ができる等
間質性肺炎 発熱する、咳嗽がある、呼吸困難になる、胸部X線に異常がでる、好酸球が増多する、動悸がする、息切れがする等
間質性腎炎 発熱する、間接が痛む、吐き気がする、下痢する、尿が濁る等
劇症肝炎 白眼や皮膚が黄色くなる、発熱する、吐き気がする、全身がだるくなる、AST (GOT)値、ALT (GPT)値、γ-GTP値、Al-P値が著しく上昇する等
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎 発熱する、腹痛がある、 頻回の下痢がおこる等
痙攣(けいれん) 興奮状態が継続する、怒りっぽい、ぼんやりする、よろめく、吐き気がする、めまいがする、下肢コントロールが不能になる、筋肉の付随現象がおこる等
急性腎不全 尿量が減少する、尿が赤みがかる、腹痛になる、吐き気がする、下痢する、脱力感がある、関節の痛みがある、顔や手足がむくむ等
QT延長 脈が乱れる、立ち眩みがする、意識を失う等
心室頻拍(Torsades de pointesを含む) 心室期外収縮により発作的な頻拍に突然なる不整脈等
肝機能障害 倦怠感が増大する、食欲が低下する、呼吸が困難になる、吐き気がする、常に眠い状態、黄疸になる等
黄疸 嘔気がある、嘔吐する、食欲不振になる、倦怠感がある、そう痒がある等、皮膚や白目が黄色くなる、下痢する、全身の脱力感がある、38度から39度の発熱がある、ブツブツ状の発疹がでる等
溶血性貧血 赤い尿がでる、皮膚や白目が黄色くなる、発熱する、貧血になる等
汎血球減少症 全身がだるい、階段等を上ると息切れがする、動悸がする、頭重になる、頭痛がする、めまいがする、鼻血がでる、耳鳴りがする、皮下出血がある、歯茎の出血がある等
無顆粒球症 発熱する、咽頭痛がある、倦怠感がある、口内炎ができる等
血小板減少 手足に赤い点(点状出血)がでる、あざができる、鼻血がでる、歯茎の出血がある等
好酸球性肺炎 発熱する、咳嗽がある、呼吸困難になる、胸部X線に異常がでる、好酸球が増多する、胸の痛みがする、から咳がでる、息切れする等
横紋筋融解症 手足肩を中心とした筋肉痛やこわばりがおこる、手足がしびれる、赤褐色の尿がでる、脱力感がある、CK(CPK)値が上昇する、血中及び尿中ミオグロビン値が上昇する等、急激な腎機能の悪化がおこる
低血糖 脱力感がある、冷や汗がでる、急激な空腹感がおこる、悪寒がする、動悸がする、低血糖性昏睡になる例の報告もある
過敏性血管炎 足や臀部や背中に赤紫のアザが出来る、発熱する、腹痛になる、関節痛がある、紫斑・斑状丘疹・皮膚生検で白血球破砕性血管炎になる等
腱断裂等の腱障害 腱の疼痛がある、腱周辺の炎症がでる、浮腫等の症状がでる等
アキレス腱炎 腱周辺が痛む、腫れる、赤くなる、痒みがでる、浮腫ができる等の症状等
譫妄(せんもう) イライラする、疲れが取れない、不眠になる、強い倦怠感がある、下痢する、動悸がする等
錯乱 外部状況に対して適した対応等が出来ない状態になる、話や動作にまとまりがない状態になる
抑うつ 倦怠感がある、頭痛がする、腰痛になる、肩がこる、体の節々が痛む、食欲不振になる、胃が痛む、下痢する、便秘になる、発汗する、息苦しさがある等
重症筋無力症の悪化 重症筋無力症の方の症状が悪化する(まぶたが開かない、飲み込みにくい、複視がある、運動した際の筋肉の疲労感がある等)

 
上記の表にある様な症状が現れた場合には、速やかに医師、又は薬剤師へ報告し、対応を相談してください。

重大・重篤な症状を伴う副作用は、通常滅多にあるものではありません。しかし、服用を開始した際の初期症状には、注意が必要です。

その他の副作用

その他の副作用としては、以下の様な症状が報告・想定されています。

その他の副作用リスト
副作用の部位名称等 副作用の名称、症状
精神神経系 不眠になる、めまいがする、頭痛がする、傾眠になる、しびれ感がある、振戦(ふるえ)がでる、ぼんやりする、幻覚を見る、意識障害がある、末梢神経障害がおこる、錐体外路障害がおこる
消化器 悪心がある、嘔吐する、下痢する、腹部に不快感がある、腹痛がおこる、食欲不振になる、消化不良になる、口が渇く、腹部が膨満する、胃腸障害がおこる、便秘になる、口内炎ができる、舌炎になる
肝臓 AST(GOT)値が上昇する、ALT(GPT)値が上昇する、LDH値が上昇する、肝機能異常になる、ALP値が上昇する、γ-GTP値が上昇する、血中ビリルビン値が増加する
循環器 動悸がする、低血圧になる、頻脈になる
過敏症 発疹がでる、そう痒症になる、蕁麻疹(じんましん)がでる、光線過敏症になる
泌尿器 クレアチニン値が上昇する、血尿がでる、BUN値が上昇する、尿蛋白陽性になる、頻尿になる、尿閉になる、無尿になる
血液 白血球数が減少する、好酸球数が増加する、好中球数が減少する、リンパ球数が減少する、血小板数が減少する、貧血になる
感覚器 耳鳴がする、味覚異常がある、味覚消失が発生する、視覚異常になる、無嗅覚になる、嗅覚錯誤がおこる
その他 CK(CPK)値が上昇する、関節痛になる、胸部不快感がある、倦怠感がある、四肢痛がある、咽喉乾燥がおこる、尿中ブドウ糖が陽性になる、高血糖になる、熱感がある、浮腫ができる、筋肉痛がある、脱力感がある、発熱する、関節障害がおこる、発汗する、胸痛がある

 

クラビットについて

クラビットは、合成抗菌剤で、主に細菌に対して殺菌作用があります。

様々な細菌に対して効果があるのですが、それは反面、非常に強力なお薬だということです。

なので、服用に際しては、医師や薬剤師からの指示に従う様にしてください。

 

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