ビオフェルミンによる副作用

公開日:  最終更新日:2017/08/11

ビオフェルミンとは

ビオフェルミン(BIOFERMIN)とは、整腸剤です。

主な成分は、ビフィズス菌(Bifidobacterium)で、腸内で増殖します。

そして、乳酸や酢酸を生成し、腸内菌叢を正常にする作用があり、この作用によって腸内環境を整える整腸作用が期待されます。

本剤(新ビオフェルミンS錠)には、以下の乳酸菌(善玉菌)が配合されています。

・ビフィズス菌
・フェーカリス菌
・アシドフィルス菌

これらの乳酸菌が腸内まで届くことにより、下痢や便秘に対する予防作用が期待されます。

適応症は、以下の通りです。

・腸内菌叢の異常による諸症状の改善

即効性はありません。継続して服用することで、腸内環境を整えます。

現在は、新ビオフェルミンS錠として、武田薬品工業株式会社、ビオフェルミン製薬株式会社から製造販売されています。

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主な副作用

ビオフェルミンには、特に目立った副作用は、ありませんが、以下の様な症状の報告はあります。

・便が出る様になったが下痢になる
・お腹が張る
・便秘になった

これらの症状は、個々人により、乳酸菌が合わない場合も考えられます。

市販の乳酸菌飲料や食品を摂取すると、下痢気味になる方は、合わない可能性があります。

重大・重篤な副作用

重大・重篤レベルの副作用は、特にありません。

その他の副作用

その他の副作用は、特にありません。

ビオフェルミンについて

腸内では、様々な細菌が棲(す)んでおり、通常、バランスが取れています。

しかし、感染症、抗生物質、化学療法剤などにより、有用な細菌が減り、バランスが崩れ、有害な細菌が多くなると、腸内での腐敗や異常な発酵が発生します。

結果として、下痢が発生したりします。

本剤は、有用な細菌を効率良く補完することにより、腸内での細菌バランスを安定させます。

薬剤としての成分ではなく、元々、腸内に存在する細菌が主成分であるため、通常の薬剤の様な副作用はありません。

そのため、子供から高齢の方まで、安心して利用できます。

但し、乳製品にアレルギーのある方は、念のため、医師と相談してください。

禁忌の指定はありません。

 

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